メロンの基礎知識

まずは基礎知識をおさらいしましょう。メロンとはいつから食べられていて、どこからきたものなのか。また、どのような果物なのか、その起源や歴史、今日の流通などを紐解くとともに、基礎知識をご紹介します。

メロンとは?

めろんとは何でしょうか?みなさんご存知のあのフルーツかと思いますが、植物としての特徴をおさらいしてみましょう。生物分類でいうと、スミレ目ウリ科キユウリ属で、一年草の植物です。私たちが一般的に食べているのはめろんの実、つまり果実ですね。もともとは暑く乾燥したちいきの植物なので、日本での栽培には温度、湿度の管理をできる場所が適しています。めろんにも花が咲きます。花びらが5枚くらい、種類によっては7,8枚になることもある、小さな黄色いかわいい花です。キュウリ属ということもあって、花もきゅうりと似ています。ちなみに花言葉は「裕福」「豊富」というようで、気品あるメロンにぴったりの意味ではないでしょうか。

黄色い花温室メロン、露地メロンという区分けがされることがあります。これは栽培方法の違いによるもので、ビニールハウスなどで環境を整えた場所で栽培するものが温室で、一方、そういった施設ではなく自然の下で栽培する、いわゆる露地栽培で育つものを露地と呼んでいます。また、夕張めろんなどのように果肉が赤いものは赤肉メロン、その他を緑肉、青肉、白肉と呼ぶことがあります。

メロンの番付「等級」

おいしいメロンの見分け方として、プロの選別によって付けられる「等級」というものが参考にすることができます。この等級は、高い順から「特秀品」、「秀品」、「優品」、「良品」、というランク分けになります。等級が高いほど、糖度が高くて甘く、肉厚でおいしいものとなります。特秀品ともなると、めったに手に入らない最高級品です。農協で行なわれている厳選なる等級審査を通過したものだけがこの等級と「共撰(きょうせん)」の文字を掲げることができ、審査されていないものは「個撰(こせん)」とよばれ区別されています。めろんを選ぶ際には、「共撰」と「等級」も参考にされてみてはいかがでしょうか?

メロンの起源

めろんめろんの起源はとても古いということは分かっていますが、その起源には諸説あり未だ謎に包まれています。繋がりの深い野生種が数多く生息しているアフリカが原産という説が有力で、紀元前3000年ごろに栄え世界四大文明にも数えられる古代エジプト文明の壁画にも原型が描かれていると言われています。また、アフリカから中近東をへてヨーロッパに渡ったものと言われ、古代ギリシャ・ローマ時代の記録に登場しているとも言われています。

しかし、原産地をインドとする説もあり、さらにその説から発展し、太古の大陸移動が起こる前の超大陸パンゲアに生息しており、現在、二つに分かれたものという説までもあります。日本でも、めろんの祖先となるウリ科の植物の種が、弥生時代のものと推測される遺跡から出土したこともあり、大昔の日本にもめろんの原型があったことが伺えます。

めろんの歴史

現在よく食べられているめろんのように、甘みが強く網目のあるマスクめろんが日本に登場したのは大正時代のことです。それ以前にあっためろんはどのようなものかというと、網の無いノーネットのもので、現在でいうマクワウリを指すものでした。今でもお盆のお供え物として用いられるマクワウリでしたが、昔は高級な果物として重宝されていました。しかしながら、甘みの強い外来種が流入したことによって人気はそちらへ傾き、近年のように糖度の高い果物をめろんと呼ぶようになりました。現在でも、より甘くおいしいものを追及して、品種改良や研究、開発が日本でも重ねられています。

メロンの流通

近年の日本の年間出荷量はおおよそ20万トン前後、収穫量は約25万トン前後で推移しており、年々減少傾向にあります。出荷量が一番多い都道府県は茨城県で、シーズン中にたくさん収穫します。2番目となっている北海道では、夕張めろんやふらのメロンなど、各地で種類豊富な品種を生産していて、また、出荷の時期が他の都道府県よりも遅めであるのが特徴です。夏が遅れてやってくる北海道の気候を象徴しているのではないでしょうか。逆に、南に位置する熊本や宮崎などの九州地方ではシーズンに先駆けて出荷が行なえるようです。静岡も産地として有名ですが、温室栽培により年間を通して出荷するところもあるというのが特徴です。多く流通すのは6月、7月をピークとして、4月の終わりから9月の初めくらいです。5月から7月あたりがめろんのシーズンといっていいのではないでしょうか。

ネットとノーネットとは?

メロンの網目ネットとは、表面にあるあの網目のことです。メロンというと、イラストなどでも必ずと言っていいほど網が描かれますし、多くの人は網目模様のあるものを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、網ができるネットメロン、と網目ができないノーネットというものがあります。なぜあの模様ができるのかといいますと、成長の段階で、皮と実の成長のズレに理由があります。果実の皮と比べて中身が大きくなるのが早く、どんどん成長するのでひびができて実が染み出し固まることによって、アミアミの模様が生まれるのです。ということは、ネットの盛り上がりが大きいものほど、おいしいめろんということになりますね。ネット(net)とは英語でそのものずばり「網」という意味ですよ。


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